第15回年次研究大会が終了しました。

【閉会挨拶】

みなさま、大会にご参加くださりありがとうございました。対面形式からオンライン形式に急遽変更しての開催となりましたが、みなさまのご協力と大会実行委員会のみなさまの大変なご尽力により、無事に大会を終えることができました。心よりお礼申し上げます。
今回の大会では、オンライン形式を前提としながらの異なる条件の参加者の受け入れ、さらにそれを踏まえた大会特設サイトの設置など、新しい試みに取り組みました。若手研究者による二つの企画も、これまでにない取り組みでした。こうした経験を今後の学会運営に活かしていければと考えております。
本大会で企画いたしました二つのシンポジウムやラウンドテーブルも、まさに「文化・芸術の持続可能性:厄災の時代の神話を超えて」という大会テーマに沿う充実したものであったかと存じます。登壇者のみなさまには深くお礼申し上げます。
本大会のテーマに「厄災の時代」という言葉を入れたのは、東日本大震災やコロナ禍を念頭に置いてのことでしたが、大会開催直前になってウクライナ情勢の変化や新たな地震の発生があり、この言葉の重みがさらに増すこととなりました。人類が理性と知性をもってこうした厄災を乗り越えていくことを、切に願うばかりです。

日本文化政策学会第15回年次研究大会
プログラム委員⻑
友岡 邦之

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第15回年次研究大会にご参加下さった皆様、まことにありがとうございました。
年度末の連休に国内外から400名以上のお申し込み、ご参加をいただき、闊達な議論が交わされました。今回の大会は、対面開催を想定して作ったプログラムを全面オンラインに移行する形で行いました。数々ご不便をおかけしましたが、皆様のご協力のおかげで無事に終えることができました。今回の経験がポストコロナの学会活動の材料として少しでも役に立てばと願います。
この大会を実現するためにお知恵とお力を貸して下さった全ての方々に、重ねて心から感謝申し上げます。
厄災にみまわれた世界が1日も早く平和と日常を取り戻しますように。

日本文化政策学会第15回年次研究大会
実行委員⻑
成蹊大学文学部 川村 陶子
日本文化政策学会 [主催者]

第15回年次研究大会の申込み受付を開始

大変お待たせいたしました。3月20〜21日開催のオンライン研究大会の申込み受付を開始いたします。

今回の研究大会は昨年度と同様に全面オンライン(Zoom)で行いますが、昨年度とは異なり「事前の申込み(登録)」が必要です。

申込み期限は3月19日(土、大会前日)までです。
お申し込みをお忘れなきよう、よろしくお願いいたします。
(発表者やフォーラム等の企画者の方々も申込みが必要です。)

開催要綱

(さらに…)

第15回年次研究大会シンポジウム・ラウンドテーブルのご案内

日本文化政策学会は、3月20日(日)・21日(月・祝)に全面オンライン形式で第15回年次研究大会を開催いたします。

本大会では、分科会での個別の研究発表、および学会員による企画フォーラムの他に、二つのシンポジウムとラウンドテーブルを開催いたします。概要は下記の通りですので、ご参照ください。
(さらに…)

第15回年次研究大会開催方法変更のお知らせ

みなさま

日本文化政策学会第15回年次研究大会、プログラム委員会の友岡と申します。

当プログラム委員会では、新型コロナウイルスの感染状況およびそれに対する政府等の対応を踏まえ、第15回年次研究大会の開催方法についてあらためて協議いたしました。その結果、第15回年次研究大会の開催方法をオンライン方式に変更することを決定いたしました。

当初私共は成蹊大学での対面形式による大会開催をめざして準備を進めてまいりました。しかし第6波とされる現在の感染状況の、大会開催予定日までの終息可能性についての判断が難しいこと、政府の「まん延防止等重点措置」が延長されたこと、オミクロン株の感染力等の特性などを踏まえますと、オンライン方式での開催に変更した方が運営上のリスクも低減でき、また、より多くのみなさまに安心して大会に御参加いただけると判断した次第です。

開催方式の変更に伴う参加方法および発表方法の具体的な部分につきましては今後随時ご連絡いたしますが、まずは要点のみ、下記にお知らせいたします。
(さらに…)

「文化財保護の歴史と政策」研究会開催(2/26)のお知らせ

日本文化政策学会では、〈会員企画提案制度〉により標記の研究会を開催いたします。
会員の方はもちろんのこと、非会員方でもご関心ある方は奮って参加ください。

1.日 時 : 2022年2月26日(日)午後2時~4時

2.テーマ : 地域文化財の保存・活用とコミュニティ

3.発表者 : 森屋雅幸氏〔立教大学大学院兼任講師〕

4.発表内容: 近年の文化財保護政策では、社会総がかりで文化財を保護していく姿勢やその仕組みづくりが求められています。とくに地域のコミュニティが主体となり、またその活性化に寄与するような保護の実現が課題になっています。
本発表は、地域における文化財の保存・活用とコミュニティの関わりを地域主義の思考に支えられた文化財保護とこうした保護の在り方を示す実態について山梨県の擬洋風建築の保存・活用を事例に明らかにします。

※発表者の森屋雅幸氏は著書『地域文化財の保存・活用とコミュニティ-山梨県の擬洋風建築を中心に-』(岩田書院、2018年)を上梓されています。今回は、その著書の内容をベースにその後明らかになった研究成果を盛り込んでの発表となります。

5.会 場 : リモートによるオンライン研究会(Zoom使用)として実施する

6.参加費 : 無料(本会会員の有無に関わらず)

7.参加定員 : 50名(先着順で受け付けさせていただきます)

8.参加申込み : 事前申込が必要です。
事前申込はこちらからお願いします。申込みの締切りは2月18日(金)とします。

当日のZoomへの接続先は事前に申し込みをいただいた方のみにお知らせいたします。お届けいただいたメールアドレスに3日前までお送りいたします。
メールが届かない場合は研究会事務局heritage.history.office@gmail.comまでご連絡ください。

9.個人情報の取り扱い : 参加者の個人情報はこの企画の連絡のみにしか使用いたしません。

10.研究会開催の趣旨:
文化財政策は、近代以降の歴史的経緯の中で国と地方自治体というヒエラルキーのもとで確固たる制度に支えられて展開されてきている。だが、近年、文化財(文化遺産)は「まちづくり」の有効な資源としてもその活用が期待されています。このような状況下にある文化財に対し、歴史的な視点と現代的な課題を踏まえ、文化財の本質と今日的な政策や制度のあり方を探っていくことを目的に年2~3回程度開催しています。

研究会担当者:馬場憲一(法政大学名誉教授)・ 須田英一(法政大学兼任講師)